思いをことばにできる人を増やす。私が教室を開く目的です。
特にこどもたちには、自分のことばを身につけてほしい。
「私はこう思う」という意見を大切にしてほしいと思っています。
ことばで思いのすべてを伝えることはできません。感情はことば以上に豊かです。
言い表すことは難しい。しかし、その思いを一番的確なことばで伝えられたら、頭の中の考えがまとまります。
それをくりかえしくりかえし、積み重ねることで、誰の前でも堂々と話ができるようになっていくのです。
それには反復の練習が必要です。一緒に楽しく話しましょう。
ことばは瞬間で消えてしまうもの。正しく発声できることが大切です。
正しい発声と発音は、プロだけに必要なのではありません。
誰しも、話がうまくなってくると、滑舌の甘さや苦手ないい回しが気になりだします。
はじめから、基礎となる土台を作り、その上に知識や技術を積み上げるのが正しい方法だと思います。なにごとも基本が一番大切なのです。
話題豊富な人、人との垣根が低い人はコミュニケーション力が高いと言われます。相手を思いやることができ、自分の思いを素直に伝えられる人は、周りに人が集まります。
相手の話を聞くこと、それが楽しいと思える感受性を育み、意見をいえるようになってほしいと思います。
頭の中でまとまらないことばを論理的な考え方で文章にしていくことができます。考えるときのクセづけができれば、わかりやすく話すことはそれほど難しいことではありません。
論理的に考えられると、説明がうまくなります。
複雑なものをシンプルに方法ですから、何が問題かがわかるようになります。それゆえに、わかりやすく話すことができるようになるのです。
表現とは、身につけるものではなく、その人そのものです。
例えば・・
クラスメイトと同じ絵を描いても違ったものになるように、ことばの表現も異なるはずなのです。
そこに違いが見えないのは、使えることばが少ないから。語彙力が高まると使えることばが増え、自分のことばを探せるようになります。
また、ことばは伝染します。良い環境の中にいると、いいことばが出てきます。
Q.なぜ話し方を学ぶことが必要なのでしょうか。
A.人とのコミュニケーションを円滑にし、生活の質を向上させるためです。
人は一人では生きていけないという言葉があります。
これは、人ひとりの力は無力なもので、どれだけ多くの人のおかげをもらって生きているのか考えなければならないという教えです。
皆さんの生活に置き換えてみても、
たいていの人が、学校、職場、習い事、地域社会など様々なコミュニティーに属し、
それぞれの場所で、多様な人間関係を築きながら暮らしているのではないでしょうか。
たとえば職場で、たとえば学校で、ひとりでできることには限りがあります。誰かと協力しながら働く、友達と一緒に考えるというシチュエーションで、自分一人では考えつかなかった発想が出てきた経験はありませんか。
人と人との化学反応で、二倍三倍の力を発揮することはよくあります。
そこには、人間同士のコミュニケーションがあり、そのコミュニケーションとは言葉の力によるところが大きいのです。
自分の思いを伝えたいとき、何かを紹介したいとき、誰かを説得したいとき、話しの進め方を知っているだけで、結果が変わることがあります。
わかりやすく話せる人は、信頼感も得られ、ますます話を聞いてもらえるようになり、目標達成の成功率が上がります。
言葉は感情を乗せて相手に気持ちを伝えるツールです。
感情が伝わったとき、相手の心が動きます。
人からおかげを頂いて協働していくには、言葉の力が欠かせません。
今よりも幸せで素敵なあなたになるために、話し方を学んでみませんか。
PST-Pro話し方教室 講師 高松陽子